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ディズニーシーで子供に返って(ミラコスタ)<1>

    ディズニーシーへ行って、ミラコスタへ泊まりたい・・・2001年9月4日のオープン以来、華やかなショーや豪華なホテルが、これでもかとテレビに映し出されるのを見るたび。本屋さんで、ディズニーシーマップから、裏技ガイド、山と積まれたガイド本を見るたび。

    ミッキーマウスは、いつの間にか、単に子どもたちのアイドルのみならず、世界中の夢と希望の象徴になってしまった。ディズニーリゾートへ行かれたことがある方はお分かりだと思うけれど、一度あのゲートをくぐると、ミッキーちゃんやミニーちゃんが踊っていて、シンデレラ、アラジンなんかがそこにいること自体がなんの不思議もない世界に、完璧にトリップしちゃうんですね。キャスト(働いている人)もゲスト(お客さん)も、この不思議な王国の住人になり切ってしまう。そういう意味で、普通の遊園地とは全く違うおとぎの国なんですね。

    さあて、このおとぎの国を楽しむためには、やっぱり下調べ(と、どのガイドブックにも書いてある)。特に人出が予想される週末や連休に行くとなると、待つ人の波に圧倒されて終わってしまう(と書いてある)。現地で受け取る新鮮な感動と感性を大事にしたい(つまり行き当たりばったり?の)私としても、ここは真面目に予習をして、どこに何があるのか、人気のスポット、人気のアトラクションをチェックしていく。ディズニーシー・エレクトリックレールウェイに乗って、アメリカンウォーターフロントからポートディスカバリーに向かい、さらに北上してロストリバーデルタのインディジョーンズ・アドベンチャーにのる・・・。ミラコスタには、トスカーナサイド、ヴェネツィアサイド、それに、ポルト・パラディーソサイドという、ロケーションにより違うサイドがあり、料金が大きく違う。ふう、長島茂雄さんの解説を思い起こすよ。分ったようで分らない。孫を連れて来てあげるおじいちゃん、おばあちゃんは、たいへんだね。

    旅行って、実際に行くのもいいけど、行くまでの過程も楽しい。子どもの時の社会科見学なんかを思い出す。かくして、頭の中では、ドナルドダックや、グーフィーが踊り、ギョーザドッグを食べて、ゴンドラに乗る自分の姿・・・。プレミアムツアーと夕食の予約をして旅立った(オフィシャルホテルを総合予約センターを通して予約すると、事前にレストランなどの予約もできるのでした)。

    まだ暗いうちから家を出て、目指すホテル、ミラコスタへ到着したのは午前10時。そのホテルは、まさに夢の国への入り口。混雑時は、ホテルへ入るのでさえ、入場制限がかかるという話だったが、無事クリアーして、フロントへ。あっ、荷物をバスの中に忘れた(あーあ・・・)。でもまずはお部屋の交渉。いちおうヴェネツィアサイドの部屋はキープしていたけれど、ここは是非、ポルト・パラディーソサイドを確保したい(パーク側なので、部屋からパークを見下ろし、ショーを楽しむこともできる)。電話では満室です、と言われていても、当日になると、空きはあるらしい。『ポルト・パラディーソサイドの眺めのいい部屋を・・・』 とリクエストすると、一生懸命探してくれた。値段とお部屋の場所、広さを確認して交渉成立。じゃあ、お願い。あっ、ついでに、バスに忘れた荷物も、お部屋に頼むねー。うーん、やっぱりいいホテルだね。フロントが親切で、笑顔を忘れないのは一流のホテルの証。二重○。

TEXT/椎名 まこ
E-mail : nagi@nagi-web.com