先日テレビで、催眠術をテーマにしたものを見ました。催眠状態の人に暗示をかけることにより、例えば、苦手なねぎが、大好きなアイスクリームと思って、おいしく食べられたり、恐怖のバンジージャンプを、楽しくにこにこと翔ぶことができたり、大嫌いな虫が、異様にかわいかったりする訳です。人の"こころ"が、いかに、その人全体を形成する上で大切なものか、改めて考えたことでした。
人と人との出会い。あるいは、魂を揺さぶられるような音楽や、思わずうなってしまうほどの感動を覚える本との出会い。そういったものは、たくさんの偶然が重なって自分のところにやってくる訳だけれど、もしかしたら、そんな偶然も、自分にとっては必然だったのではないか、などと考えたりもします。たくさんの溢れる情報とものの中で、自分が大切だと思ったこと、感動したことは素直に受け取り、人の価値観でなく、自分の価値観で自分らしく生きていきたい、自分の中の小さな真実を、真摯に見つめていきたい等と考える昨今です。
さて。
『凪(なぎ)』とは、風が止んで、波が穏やかになることを言います。朝凪、夕凪などの言葉が表すとおり、常時定まった状態とは言えません。私たちの人生においても、きっと、凪の時としけの時があるでしょう。そんな人生の航海の中で、あなたにとっての『凪』のひとときを探すお手伝いがちょっとでもできたら、との思いで、このHPは展開しています。
このHPでご紹介しているものの多くは、久留米セントラルクリニックで皆さまへ差し上げている小冊子『凪』で扱ったものを、特別に編集したものです。"癒し"をご提供するというと傲慢に聞こえるかもしれませんが、あなたの心の中で大切に育まれている灯火(ともしび)を守るお手伝いの、一役を担えれば幸い、と考えております。
(小冊子『凪』はしばらく、編集長スランプ?!のため休載しておりましたが、2004年、新たな活動を始めております。)
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